【メイクセラピストになるには】資格が必要?どこで学べる?働き先は?

メイクセラピーという魔法 ▶メイクセラピーとは
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メイクセラピストになるには、どうしたらいいんでしょう?

メイクセラピストには国家資格はありません。
なので、自分で「メイクセラピスト」と名乗ってしまえば、それでなれちゃうといえばなれる職業です。

しかし、質問はそういう意味ではありませんよね?

まずは、メイクセラピーの勉強をしなくてはいけません。
メイクセラピーとは、メイクとココロをともに扱う職業です。

なので、メイク理論や技術はもちろんのこと、色のことやできれば色彩心理学まで知っていると強みとなるでしょう。
そしてもちろん、人の心を扱うわけですから、心理学やカウンセリング技術、セラピストマインドといった姿勢も学ぶ必要があります。

どちらかというと、圧倒的なメイクテクニックを持っているというよりも、
人の心の仕組みをよく知っていて、クライアントさんの気持ちをどうしてあげたら明日からよりステキな毎日になるのか、そのためにどうメイクを扱うのが良いのか、ということをわかっている方が重要です。

なぜなら、メイクセラピーの一番重要な点は、
クライアントさんが明日からすぐそのメイクで行動にうつれる、という簡単でシンプルなメイク法に意味があるからです。
難易度の高いメイクテクニックを駆使して作り上げたメイク顔に仕上げる必要は全くないのです。

メイクセラピーはどこで学べるか?

それでは、メイクセラピーを学ぼうと思ったら、どうやって勉強すればいいでしょう。

一番のオススメは、一般社団法人メイクセラピストジャパンが実施しているメイクセラピー検定を受験してみることだと思います。一般女性対象のメイクセラピーの検定試験です。3級からはじまり、2級、1級、特級までの級があります。3級は、自分にふさわしい日常的なセルフメイクができるレベルとなります。受験テキストが公式サイトで販売されていますので、受験しないまでもテキストを読んでみるだけでも勉強になると思います。

次にオススメなのは、岩井式メイクセラピー開発者である岩井結美子先生のもとで学ぶことができる、株式会社コンシャスインターナショナルの「メイクセラピスト養成講座」です。こちらは検定に関係なく、「メイクセラピストになりたい」という方向けの講座です。内容的には、メイクセラピー検定1級相当の内容となっています。適宜無料説明会が開講されていますので、気になる方は一度問い合わせてみることをオススメします。

そこまでがっつりプロ向けの講座では気後れしてしまうという方は、講座を卒業したメイクセラピストから学ぶ方法があります。それぞれが「メイクセラピスト養成講座・基礎コース」を開催しています。本家の「メイクセラピスト養成講座」に比べるとシンプルで学びやすい内容となっています。メイクセラピー検定の3級相当の内容です。卒業したメイクセラピストは全国におりますので、お近くで通いやすいメイクセラピストに連絡をとって相談するのが良いでしょう。

その他、前述のメイクセラピー検定のサイトでも、例えば「コスメライセンススクール」認定校だったり、各種スクールとして推奨されているところで、検定対策講座を受講することが可能です。独学が不安な方はそういったところで学びを深めるのも良いですね。

一般女性向けのメイクセラピー検定以外でも、メイクとココロを扱うメイクセラピー関連の資格や検定、講座はたくさんあります。福祉や介護の現場に特化したメイクセラピー、がんやけが・手術などでお悩みの方へのメイクセラピー、お年寄りの人だけに特化しているメイクセラピーもあります。一方、化粧品やコスメ、メイク発ながらセラピストマインドにも注目したメイクセラピーも登場してきています。

どんなメイクセラピーを学ぶかは自由です。
自分の向き不向きで、学ぶべきメイクセラピーを大いに迷ってみてください。

メイクセラピーを学びに来る方はどんな人?

メイクセラピーを学ぶ方は、医療や介護関係の方が多い印象です。看護師さんや介護士さんは、自分のお仕事をよりバージョンアップさせるためにメイクセラピーを学びたいようです。

美容師や美容部員の方もまあまあいらしゃいます。もともとメイクがお好きな方たちなのですが、ふだんの接客にメイクセラピーを取り入れるとよりお客様のお話を聞けるのではないか、ということで学ばれるようです。逆に、メイクセラピーを学んだ後に、美容業界に入っていかれる方も多いです。

その他、エステティシャンやパーソナルカラーリスト、婚活業界・ブライダル業界からも、このメイクセラピーに注目される方が増えてきています。

もちろんこういった関連業界の方ばかりではなく、主婦の方や学生さんもメイクセラピーを学びたいと、検定を受験したり、講座を受講する方は多いです。

一方、メイクセラピーを学んだ後、職業としてはどうか。

もともとやっていたお仕事にメイクセラピーの知識を活かす、という方が多いですが、さらに進化してメイクセラピーを取り入れたメニューを展開する方もいらっしゃいます。前述の通り、その知識と経験を活かして美容業界に入っていく方もいらしゃいます。

あるいは、 独立してご自身でサロンを開業する方や、メイクセラピーを手段として活用し、新しい起業をはじめる女性も最近は増えてきています。

全国の専門学校の一部ではメイクセラピーがカリキュラムに入っている学校もあるので、専門学校の講師になる方もいます。同じように、メイクセラピー関連の企業研修も最近増えてきています。そのため、企業研修のお仕事に従事される方も増えてきています。

また、こういった仕事に関わらず、メイクセラピーの学びを、ご自身の毎日の暮らしに役立てる方はとても多いです。自分自身への気づきや理解が深まるため、メイクセラピーを学ぶ前と後では物事の捉え方が全然変わり、生きやすくなったと感じる方がほとんどです。

誰だってメイクセラピストになれる!

メイクセラピーの知識と技術は邪魔になることは絶対にありません。
暮らしのいろいろなところで役に立つ内容です。
若い人でも年配の方でも働き盛りの方でも。
身だしなみや印象管理という点では男性だってメイクセラピーが役立ちます。

メイクセラピーの基礎をきちんと学び、実践で身につけることにより、誰だってメイクセラピストになることが可能です。

メイクの部分はテクニックになるのでIT技術が進んだら必要がなくなるかもしれませんが、ココロの機微を扱う職業なので、AIや機械で淘汰されることはありません。たとえ、カウンセリングマシンができたとしても、人間同士の生のコミュニケーションは必要とされ続けると思います。

実際に、コロナ禍の中でオンライン飲み会が流行りましたけど、やっぱりみんなリアルの世界に戻ってきています。
人間は、対面の空気感によってコミュニケーションをはかるしか結局充足感は味わえないのです。
メイクセラピストはむしろ、こんな今の時代だからこそ求められる必要な職業ではないでしょうか。





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