メイクには心や身体に良い影響を与えるということは既によく知られた話で、その効果や作用を医療や介護、福祉の現場で役立てようということはかなり最近は活発に取り組まれていることです。
しかしながら、実際にそういった現場にメイクを持ち込もうとしたときに、多くの人が壁にぶつかってしまうのも事実。
メイクセラピー検定事務局にも、「検定は合格しました、じゃあ具体的にはどうやってやればいいんですか?」という問い合わせがちょこちょこあるそうです。
また一方で、看護師さんや介護福祉士さん、作業療法士さん(最近は介護レクリエーション士さんという資格もあるそうですが)等、こういった現場に慣れた方たちでも、「はて?メイクではどんなことに気をつけたらいいの?」と戸惑われるそうです。
一般女性に向けたメイクセラピーのメソッドやノウハウに関しては、メイクセラピー検定対策テキストや検定で十分学ぶことはできます。
でも同時に、メイクセラピーを学んだ方は、医療や介護、福祉の現場でメイクボランティアをする機会も多かったりするのにも関わらず、その具体的な実践方法はよくわからないことが多いのです。
そのため、メイクボランティアを行う側も、メイクボランティアを受け入れる側も、おそるおそる実行してみる、ということになりがちなんです。
だったら、そのメイクボランティアを行うためのハウツーを整理してみたらどうだろう?
ということで、まとめられたものが、こちらのテキストになります。
一般社団法人メイクセラピストジャパン・著
【介護×美容】メイクケアセラピー 公式テキスト【ボランティア現場で役立つメイクセラピー実用書】
【介護×美容】メイクケアセラピー 公式テキスト【ボランティア現場で役立つメイクセラピー実用書】
「メイクケアセラピー」とは、医療や介護、福祉の現場におけるメイクセラピーのことを指しています。メイクボランティアとは少し違うのは、もともとのメイクセラピー検定の考え方やスタンスが含まれているからです。そしてこの言葉は、一般社団法人メイクセラピストジャパンが定義した新語であり、この団体が登録商標を持っています。
このテキストの内容は、医療や介護、福祉の現場でメイクセラピーを行いたい方にとって基本行動や基本指針をまとめたハウツー本になります。
企画するには、どんなふうにしたらいいのか?
準備には、どんなものが必要なのか?
行う際の注意事項、注意点は何か?何に気をつけたらいいのか?
もちろん、メイクケアセラピーの基本技法も掲載されているので、高齢者や障がいを持つ方たちに具体的にはどうメイクを行うとよいのか、という点もわかります。
そして、メイクケアセラピーを行う者=メイクケアセラピストとしての基本理念と基本の心構えについても、しっかり記載されています。(メイクケアセラピストという名称も一般社団法人メイクセラピストジャパンの登録商標)
メイクケアセラピーにおける化粧療法(メイクセラピー)のメソッドやノウハウは、もともとのメイクセラピー検定を踏襲していますので、こちらのテキストと一緒にメイクセラピー検定(3級テキスト)も同時に学ぶとよりわかりやすいと思います。
メイクセラピー検定、テキストの購入については下記リンクから。
一般社団法人メイクセラピストジャパン メイクセラピー検定介護に美容を持ち込もうという社会的な動きが活発化している中、このテキストは必読の書であることは間違いがないと思います。
メイクセラピーに関するメソッドやノウハウ本は他にもたくさんあります。
でもこの「メイクケアセラピー公式テキスト」は「メイクを現場にどう持ち込むか」という点で他にはないハウツー本になっています。
そういった意味では、他団体のメイクセラピー・メソッドやノウハウを学んでいる方でも内容的にはかぶらずに、自分の行いたいメソッドやノウハウをどう現場に持ち込めばいいのか、というときの参考書になると思います。
そして特にこのテキストの存在を知って欲しいのは・・・
■美容のチカラを介護福祉に持ち込みたいと考えている、
看護師や作業療法士、介護福祉士の方だけでなく、薬剤師や理学療法士、言語療法士などの医療関連職の方に
■自分が持っている美容のスキルを使って社会に貢献したいと考えている、
美容師や理容師、美容部員・ビューティーカウンセラー・ビューティーコンサルタント、エステティシャン、メイクアップアーティストやヘアメイクなど、美容関連職の方に
■現在、医療系や美容系の専門学校や短大、大学等で学んでいる学生・生徒さんに
■利用者さんの満足度を高めたい/自身のビジネスの差別優位性を高めたいと考えている、
介護施設や介護サービス事業所を経営している方、介護リハビリや介護レクリエーション、介護保険外サービスの提供業者さんなど、介護福祉関連業者の方に
■学生・生徒さんの総合力を高めたい/自校の独自性を強めたい、他校との差別性を明確にしたいと考えている、
医療系や美容系の専門学校や短大・大学など、学校法人の経営者・理事の方やカリキュラム担当者の方に
何度も何度もしつこいですが笑、メイクセラピーを実践的にかみくだいた実用書は今までにありませんでした。
それは一読していただけるとわかること。
メイクのチカラをもっと広い世界で、安心安全の中で活用してほしい。
そんな願いから生まれた一冊でした。
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